ゼルダ史についてのまとめ・考察~ハイラルヒストリアの年表参考~
ゼルダの伝説の時系列をゼルダ史、ハイラル史と呼ばれています。
一応ゼルダの伝説シリーズはすべてつながりがあります。(スピンオフを除く)
詳しくはゼルダの伝説大全ハイラルヒストリアに67頁もの大ボリュームで収録されているのでそちらでご確認を。

ハイラル・ヒストリア ゼルダの伝説大全 (任天堂公式ガイドブック)
- 作者: 姫川明,青沼英二
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/12
- メディア: 大型本
- 購入: 8人 クリック: 243回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
またゼルダ史に関してもう2点ほど注意。
要するにこんな感じですよ。っていう設定であり、ゆるりとした設定です。
これは任天堂の「ゲームありきでストーリーはおまけ」というゲーム作りの関係ですね。
重要なポイント
・リンクとゼルダは同一人物の場合もあれば別人の場合もある
・ガノンドロフおよびガノンはほとんどが同一人物で何度も復活を繰り返す。
・時のオカリナでリンクが時を越えた関係もありそこから3つの時間軸が生まれる。
・あくまで参考程度の歴史と捉えたほうが良い。
まずはこの図を見れば一発です。
セールとか書いてあるのは任天堂の販促用のものだからです。ご了承を。
で少しずつ補足していきますね。
現状では一番古いところに位置付けられているのが「スカイウォードソード」
マスターソードの誕生やハイラルの地、ハイリア人のルーツもここ。
次に この辺りでフォーソードの誕生、グフーとの因縁が始まります。
特に「ふしぎのぼうし」ではグフーが元々小人のピッコルだったことがわかる。
あまりゼルダ史においては大きな影響はない部分。
そしてここが歴史の転換点。「時のオカリナ」
以降3つの歴史軸に分かれます。
①時の勇者リンクが敗北した歴史
②子供リンクが時を超えてガノンドロフの陰謀を知り、元の時代に戻ってきて、ガノンドロフがハイラルを襲う前にその策略を阻止した歴史
③時を超えてきた大人リンクがガノンドロフを撃退した歴史
主人公が敗北した歴史が用意されているなんて…さすが黒い任天堂。
これが公式で発表されたのは5年前。
その前までは時のオカリナで歴史が2分されたのではとファンの間で様々な憶測が飛び交っていましたが、3分されたと知ったときは皆驚いたはず。
色々憶測するのが楽しかったのにというのもありますが、その憶測があったからこそこの歴史の事実を知った時の衝撃は尋常ではなかったです。
まだ憶測する余地はいっぱいありますしね。
では順番に3つの歴史軸を見ていきます。
①時の勇者リンクが敗北した歴史
リンクが敗北したため、ガノンドロフは3つのトライフォースを手にして魔王ガノンとなる。
そこで最後の手段としてハイラルの七賢者がガノンをトライフォースごと聖地に封印する。
これによりハイラルは平和を取り戻したものの、聖地は魔王ガノンの力により闇の世界と化す。ガノンがこの闇の世界から光の世界への侵略を目指すのが「神々のトライフォース」で紡がれる話。
このリンクがガノンを撃破することでトライフォースがガノンの手から光の世界ハイラルへと戻り、闇の世界は消えていった。
「ふしぎの木の実」ではこのガノン復活をもくろむ残党とハイラルを救った少年リンク(おそらく神々のトライフォースのリンク)の戦い
ホロドラム、ラブネンヌという異界の地で、リンクはまたも復活したガノンを撃破する。
この後リンクは修行の旅に出て、(おそらく)その帰りに船が遭難し、夢をみる島に上陸する。
これが「夢をみる島」の話です。
そしてそのはるか未来に「神々のトライフォース2」の話になる。
ロウラルの世界とハイラルの世界を救う話。
ハイラルを乗っ取ろうとするロウラルのユガがガノンを復活させるもののリンクに敗れ、ハイラルにもロウラルにも平和が訪れる。
このリンクが数年後に立ち寄ったドレース王国を救う話が「トライフォース3銃士」。
ここに関してもほかの作品に影響を与えるような大きな出来事は起きていない。
そしてまたこの後の話、
ハイラルは分裂を繰り返し、不安定に。
月日は流れ、詳しい経緯は語られていないもののガノンがまた復活し、ハイラルを襲う。
これを倒すのが「初代ゼルダの伝説」のリンク。
しかしガノンを倒したものの、ガノンの残党はガノンの復活をもくろみ、ハイラルに平和は戻らない。
そのためトライフォースを完全なものにするためにリンクが旅立つのが「リンクの冒険」。これは「初代ゼルダの伝説」の6年後の話。
②子供リンクが時を超えてガノンドロフの陰謀を知り、元の時代に戻ってきて、ガノンドロフがハイラルを襲う前にその策略を阻止した歴史
聖地を狙っているガノンドロフの策略を阻止するためにも聖地へのカギである〈時のオカリナ〉を持ってリンクは旅に出る。
その途中で異世界タルミナに迷い込んでしまった話が「ムジュラの仮面」
ハイラルとはまた異空間(?)で繰り広げられる話であるためこれもまたゼルダ史に大きな影響はない。
その頃ゼルダ姫はガノンドロフの陰謀を王に話し、ガノンドロフは処刑されることになった。
しかし力のトライフォースに選ばれていたガノンドロフは死なず賢者を一人殺害したため、残りの賢者でガノンドロフを影の世界に封印することになった。
この数百年後、影の世界の軍勢は光の世界への侵略を強行。
これが「トワイライトプリンセス」の話。
ここでも神に選ばれし勇者リンクが復活したガノンドロフを倒し、真の姿を取り戻したミドナによって光と影の世界が交わらないようにする。
ここでガノンドロフは封印されたのではなく死んでしまった。
この数百年後に新たなガノンドロフ(死んだガノンドロフの生まれ変わり)が誕生し、グフーやシャドウリンクを利用してハイラルを闇に陥れようとする。これが「4つの剣+」の話。
しかしフォーソードを手に取ったリンクにより封印される。
③時を超えてきた大人リンクがガノンドロフを撃退した歴史
リンクはガノンドロフを撃破し、元の時代に戻る。
つまりこの時間軸には時のオカリナのリンクの子孫が存在しない。
ここでガノンドロフが復活したため、神はハイラルをガノンドロフと一緒に海底に封印した。
この数百年後にガノンドロフが復活し、海上の世界でリンクと戦う話が「風のタクト」
この作品でのリンクは8つのかけらとなったトライフォースを集めることで勇者と認められ、ガノンドロフを倒した。(ガノンドロフの死)
ここで海底にあったハイラルは消滅し、新たなハイラルとなる大地を見つけるためにリンクとテトラは旅立つ。
この旅の途中の話が「夢幻の砂時計」
異世界に迷い込む話なのでこちらもゼルダ史に与える影響は少ない。
この後、テトラたちはハイラルとなる大地を見つけ、新たなハイラル王国を建国した。
この100年後繁栄した地で復活した魔王マラドーとの戦いが描かれるのが「大地の汽笛」
この時代のリンク(血のつながりに関しては不明)はマラドーを倒し、ハイラル王国は大きく躍進していく。
ざっとこんな感じです。
ちなみに「BSゼルダの伝説古代の石板」は神々のトライフォースの6年後(主人公はリンクではなくプレイヤー自身)、「リンクのボウガントレーニング」のリンクはトワイライトプリンセスのリンクと同一人物とされています。
基本的にはハイラルヒストリアを参考にしてまとめました。
なので私個人の見解はほとんど入っておりません。考察というよりもまとめです。一部おそらくと書いている部分はありますが、はっきり明記されてはいないもののゼルダ界全般の見解です。
何か間違っている点などありましたらお気軽にご指摘ください。
作品周りのことを簡潔にまとめたかったため、ハイラル創世の話や初代ゼルダ姫の話など意図的に割愛した部分は多いです。
もちろんこれから新しいゼルダが発売されるにあたって、どこかが穴埋めされますし、もしかしたら順番が変わるかもしれません。
ゼルダ史に関しては自分の見解も含めまだまだ語ることがありそうですのでまたブログにあげたいと思っています。